【2022年2月25日時点】新型コロナウイルス最新現地情報
日本の新型コロナウイルスの感染者数はオミクロン株の流行により高止まり状態ではありますが、外国人の入国に関しては3月から進展がすることとなりました。
受け入れが決定しながらも母国で待機をしていた外国人が徐々にではありますが日本へ入国してくることとなります。
心待ちにしていた採用担当者や現場の担当者の皆様にとって朗報です。
今月の最新情報を詳しく見ていきましょう。
目次
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【日本】水際対策を緩和、外国人の新規入国再開 3月1日から
新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための水際対策として外国人の入国を制限していましたが、緩和することを発表しました。
3月1日午前0時からは観光目的以外の外国人の新規入国を認め、ビジネス目的の短期滞在者や留学生、技能実習生らの新規入国が可能となります。1日当たりの帰国・入国者数の上限を原稿の3,500人程度から 5,000 人程度に引き上げます。
3月からは検査での陰性確認などを条件に待機期間を3日間に短縮。感染が流行していない国・地域からの入国者のうち、ワクチン3回目接種を終えている人は待機を免除とします。
商用・就労等の目的の短期間の滞在(3月以下)又は長期間の滞在の新規入国を申請する外国人については、日本国内に所在する受入責任者(入国者を雇用する又は入国者を事業・興行のために招へいする企業・団体等をいう。)が、入国者健康確認システム(ERFS)における所定の申請を完了した場合、「特段の事情」があるものとして新規入国が認められます。
引用:新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否等について|出入国在留管理庁
入国の優先順位は別の在留資格の入国と同列で、帰国者も含む上限となります。そのため、一機に入国とはなりませんが、徐々に新規の外国人が入国してくるはずです。今後の海外在住外国人の受け入れ再開にむけて一歩前進したと言えるでしょう。
▶参考:令和4年2月17日岸田内閣総理大臣記者会見|首相官邸
日本政府からの支援策が2月1日に変更されました
新型頃ウイルス感染拡大の影響から外国人及び受入れ機関への支援が行われています。
2月1日に在留資格認定証明書の有効期間等の延長や、帰国困難者等への対応などの情報が更新されました。詳しくは出入国在留管理庁のサイトをご覧ください。
【台湾】3月7日からビジネス客の受け入れ再開
海外のビジネス客の受け入れ再開と、入境後の在宅検疫期間の短縮を3月7日から実施すると発表されました。検疫期間がこれまでの14日から10日間に短縮となり、11日目からは7日間の自主健康管理を行う必要があります。
日本を含む外国籍のビジネス客については、出張、投資、契約履行、求職などの事業活動の場合、台湾が海外に設置した窓口機関で特別入国許可を申請する必要があります。
1.PCR検査(計2回)
入境時(0日目)にPCR検査を実施。
検疫期間終了前(10日目)にPCR検査を実施。検査は、地方政府が医療機関または各地の状況に応じて検疫を手配。陰性の場合、検疫期間終了となり、7日間の健康管理期間に移行。
2.家庭用キットでの検査(計5回)検疫期間の3日目、5日目、7日目と、自主健康管理期間の3日目、6~7日目に各1回、合計5回検査を行う。
引用:3月7日からビジネス客の受け入れ再開|JETRO
家庭用検査キットは、各国際空港の職員から支給される。
なお、24日には、新型コロナ濃厚接触者の在宅隔離期間も10日に短縮する外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますことが発表されたが、この場合はPCR検査や家庭用キットでの検査実施要領などが異なる。
▶参考:3月7日起開放非本國籍商務人士來臺|衛生福利部 疾病管制署
【インドネシア】3回目の接種完了で隔離期間が3日間へ短縮
インドネシアでは年明け以降、新型コロナウイルスの感染が再拡大しています。2022年2月16日の1日当たり感染者数は64,718人で、過去最多となっています。そんななか、政府が入国者に課している政府指定隔離施設での隔離期間を、一部条件付きで緩和しました。
この緩和から、3回目のワクチン接種を完了している者は、隔離期間が3日間に短縮されます。
更に、空港到着後および入国後3日目にPCR検査が行われ、陰性だった場合には隔離が解かれる措置に変更。また、3日間の隔離後は、入国後5日目に自身でPCR検査を受診し、結果を医療サービス施設などに報告することが奨励されます。
なお、ワクチン接種が1回の場合は7日間、2回完了している場合は5日間の隔離期間がそれぞれ課されます。
【中国】新型コロナワクチンのブースター接種について、交互接種を開始
中国ではこれまでシノファームやシノバックなど3社が開発した不活化ワクチン、カンシノ製のmRNAワクチンを接種した18歳以上を対象に、接種間隔を6カ月空け、初回接種に用いたワクチンと同類のワクチンでブースター接種を実施してきました。
今後は上記の不活化ワクチン接種者は、mRNAワクチン(康希諾生物)あるいは組み換えタンパクワクチン(安徽智飛竜科馬生物製薬)によるブースター接種も可能となりました。