「将来は特定技能2号を目指したい」技能実習を経て特定技能を取得したベトナム出身のサンさんが語る将来のキャリアとは 

執筆者:

外国人採用サポネット編集部

現在、食品製造工場で働くベトナム出身のサンさん。
技能実習生になって3年が経つころに新型コロナウイルスが流行し、ベトナムに帰国できなくなってしまいました。
そこで技能実習から特定技能への在留資格変更考えていたところ、マイナビグローバルと出会ったそうです。

最初は仕送りのために来日したけれど、今ではずっと日本で暮らしていきたいというサンさんに、
現在の企業を就職先として選んだ理由、私生活や職場での様子、今後のキャリアや特定技能2号について話を伺いました。

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在留資格「特定技能」で食品製造の業務に従事しているサンさん

——日本で働くことを決めた、きっかけを教えてください 

家族のために仕送りをしたいと思い、2018年に技能実習生として来日しました。ベトナムには父と母と姉がいて、毎月仕送りをしています。 

日本に来てから4年半になりますが、今の在留資格は特定技能です。コロナ禍に技能実習2号を修了しましたが、ベトナムに帰国できなかったので、特定技能に在留資格を切り替えて引き続き日本で働くことにしました。 

——現在、どんな仕事をしていますか? 

特定技能の飲食料品製造業分野で、牛乳を製造する企業の機械のオペレーターをしています。

技能実習の頃は愛知県にいましたが、今は岐阜県に引っ越して働いています。 技能実習生だった頃はシャッターの施工をしていましたが、食品製造に興味があったため、飲食料品製造業分野へ試験を受けて変更しました。

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——現在の企業に就職しようと決めた理由を教えてください。 

食品製造の仕事にもともと興味があっただけでなく、実は牛乳が好きなんです。 

また、技能実習時代より給与額が高く、仕送りを続けていけることも大きな理由でした。ぜひ働きたいと思いました。家族への仕送りがあるので、私にとっては給与額もとても重要な判断要素です。 

インタビューに答えるサンさん 

——入社してみてどうですか? 

機械オペレーターの経験がなかったので最初は少し大変でしたが、困ったときには職場のみなさんに相談できる良い環境で楽しく働けています。自分ではまだ機械トラブルが起こってもメンテナンスできませんが、職場の主任や係長がメンテナンス方法を教えてくれます。自分でも少しずつ対処できるようになって、仕事にも慣れてきたと思います。 

——日本語が上手ですが、勉強はいつからしましたか? 

技能実習生として来日する前に研修を受け、そこから勉強を始めました。来日してからはインターネットやYouTubeなどを使って少しずつ自分で勉強を続けています。実は以前に日本語能力試験(JLPT)のN3を受験して不合格になってしまったのですが、来年、再受験をするつもりです。今度は合格したいです。 

——日本生活や仕事で困った際は誰に相談していますか? 

職場の同僚に相談をします。実は職場にはベトナム出身者が20人いて、主任やリーダーにもベトナム出身者がいるので困ったときにとても相談しやすいです。まだ日本語でうまく相談できないこともあるので、ベトナム語で相談できるのは助かります。職場にも馴染みやすかったです。 

プライベートで怪我をしてしまったことがありましたが、住んでいるマンションにもベトナム人の同僚がいるので、買い物などを助けてもらいました。彼らとは休みの日にバーベキューをしたり一緒に遊んだりして楽しく過ごしています。 

同僚とはプライベートでも親しくなれたというサンさん。 

——就職活動中に困ったことはありませんでしたか? 

技能実習から特定技能に在留資格を変更する時に、心配事がありました。それは、在留資格の申請や住む部屋の契約を自分でしなければならないことです。 技能実習生の頃は、監理団体の方が在留資格の申請をしてくれましたし、住む場所も寮に入るだけでした。他にもいろいろなことを代わりに対応してくれました。

しかし特定技能は自分で資料を取り寄せたり、入管(出入国在留管理庁)に行って書類を記入したりして、在留資格申請をしなければなりません。ほかにも自分自身ですることがたくさんあります。 

Facebookでマイナビグローバルのことを知り登録をしましたが、仕事の紹介だけでなく、在留資格の申請や住む部屋を探す際などのサポートしてもらえて安心しました。無事に申請が承認されてよかったです。

▼マイナビグローバルでは人材のご紹介から入社後の支援業務までトータルでサポートすることで、外国人材の速やかな入社と定着に繋げます。 

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——今後はどんなキャリアプランを重ねていきたいですか? 

今の日本での生活を気に入ったのでベトナムには帰国したくなくて(笑)、日本で長く暮らしたいと思っています。結婚したり家族を持ったりしたいです。 そのためにも、会社で主任や係長のような、現場のリーダーになりたいです。今も主任たちにはいろいろと仕事を教えてもらっていますが、もっと経験を積んでがんばりたいです。 

飲食料品製造業に特定技能2号ができるというニュースも聞きました。日本でずっと暮らしたかったのでうれしいです。リーダーになることで2号も目指せればと思います。 

サンさんが働く企業からのメッセージ:取締役 I様

弊社は、今でこそ約20名の外国籍従業員がおりますが、サンさんの選考当時はまだ数名のみでした。まだまだ、外国籍従業員を雇用すること、しかも弊社の根幹を担う製造部門で勤務して頂くことに不安はありましたが、複数回、面談や職場見学を実施し、お互いの不安やギャップを極力無くして採用を決めました。

入社後も、サンさんは期待通り働いてくれ、そのおかげで弊社は継続して外国籍従業員の採用を行うことができました。

サンさんの良いところは、笑顔です。そして、積極的にコミュニケーションを取ろうとしてくれる点も、大変評価しています。彼に引っ張られ、職場全体のコミュニケーションが活性化し、雰囲気も良くなったように感じています。

また、一生懸命に仕事に取り組む姿が、逆に日本人従業員への良い刺激となっています。

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