「日本語を使って、誰かの役に立ちたい」特定技能から介護福祉士を目指して勉強中! 

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執筆者:

外国人採用サポネット編集部

ベトナムから技能実習生として来日したホンさんは、当初は工場勤務でしたが、ある理由から特定技能「介護」の道を目指すことにしました。

現在は来日して7年目となり、非常に流暢な日本語でインタビューに答えるホンさん。
勉強熱心で人と交流することが大好きなのだと笑顔で語る様子から、その人柄が伝わってきました。

なぜ特定技能「介護」の取得を目指そうと思ったのか、その経緯、今後の日本でのキャリアや目標などを伺いました。

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在留資格「技能実習」から「特定技能」へ……日本語をもっと上手に話したい!

—日本で特定技能外国人として働くことを決めたきっかけを教えてください。

最初は、仕送りをして母国のベトナムにいる家族を助けたいと思い、技能実習生として日本に来日しました。三重県の工場で車の部品を作る仕事です。技能実習として5年在留し、技能実習3号まで終えた頃に新型コロナウイルスが流行してしまい、ベトナムに帰れなくなってしまいました。

そこで特定技能に在留資格を変更し、日本に残ることを決めたんです。その際、以前とは違う仕事がしたかったため、特定技能「介護」に変更をしました。

技能実習生として工場で働いていた頃はベトナム人の同僚がたくさんいて、日本語での会話が少なく上達もしませんでした。もっと日本語で日本の方とも交流したいと思っていたころ、友人たちが介護の仕事を始めたと聞き、介護分野の仕事と特定技能「介護」に興味を持ちました。高齢者の方と日本語で会話をしたり、生活のお世話をしたり、誰かの助けになれる仕事が素敵だと思い、介護分野の仕事にすることにしました

技能実習のときと違う分野の仕事になるので、特定技能「介護」を取得するには試験がありましたが、試験勉強をするときはマイナビグローバルの担当者にサポートしてもらえたので助かりました

▼介護や看護助手の業務が可能な特定技能とは?詳しくは、資料をダウンロード

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—現在はどんな仕事をしていますか?

愛知県の病院で看護助手として働いています。

最初は介護の仕事で探していましたが、看護助手も患者さんの身の回りのお世話が中心なので、誰かの助けになりたいという点では同じだと思いました。

※特定技能「介護」では介護職と看護助手の仕事に就くことが可能です。

—今の病院に就職しようと決めたきっかけは何でしたか?

三重県に住んでいたため、面接は職場である病院でしていただいたのですが、そのときに建物が大きく設備が整っていて、とても驚きました。看護について学ぶために、ぜひこの病院で働きたいと思いました。

また、給与が技能実習時代よりも高く、仕送りにも困らないとも思いました。今は夜勤にも入っていますし、もっとたくさん働きたいと思っています。

―実際に看護助手として働いてみてどうですか?

看護助手の仕事はとても楽しいです!仕事で困ったときには相談しやすく、すぐに相談して助けてもらえます。利用者の方ともたくさんお話ができて嬉しいです。

まだまだ日本語が上手ではないのでわからない言葉もあります。最初は方言がわからなかったのですが、利用者さんに教えてもらって少しずつ覚えました。名古屋では「お疲れ様」をお疲れさん」っていったり、「ごはんを食べたくない」を「ごはんは食べん!」と言ったりします(笑)。

インタビューに答えるホンさん

―ホンさんの日本語はとても流暢で聞きとりやすいです!日本語の勉強はいつから始めましたか?

技能実習生として来日する前にベトナムで送り出し機関の日本語教育を受けて、5カ月間勉強しました。

そのときはまだまだ下手でしたので、来日してからも独学で日本語の勉強を続け、技能実習生の頃にN2を取得しました。私にとって、日本語で会話をすることはとても楽しいことです。もっと上手になりたいと思っています。技能実習生のときは日本語を使う機会が少なかったですが、今は毎日、日本語で会話をするので以前より上手になったと思います。

職場では、申し送りを自分で書いています。簡単なものですが、書き方は先輩に教えてもらったり、過去の申し送りを参考にしたりして書いています。大変ですが、勉強したスキルを活かせていると思います。

―日本生活や仕事で困った際は誰に相談していますか?

仕事に関しては職場の皆さんに相談しています。とても相談しやすい環境ですし、最初の3カ月は主任が私に仕事を教えてくれました。今も困ったらすぐに質問したり助けてもらったりしています。日本での生活が長くなってきたので、今のところ私生活で困ったことは起きていません。

就職活動中のことですが、転職するのは初めてだったので、悪い企業に騙されたりしないかとっても不安でした。

マイナビグローバルのことはFacebookで知って、お仕事紹介の登録をしました。マイナビは大きな会社なので知っていて心配はしていなかったのですが、見つけたFacebookアカウントが本物のアカウントかどうかを疑っていました(笑)。

マイナビグローバルでは、就職活動中に特定技能の試験対策をしてもらったり、面接の練習をしてもらったりして、初めての転職活動を助けてもらえて安心しました。

▼マイナビグローバルでは、採用から入社後の支援までトータルでサポートします。詳しく以下をご覧ください。

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—私生活では何をして過ごしていますか?

私は、たくさん食べることと、たくさん寝ることが好きです。休みの日には美味しいものを食べて、ずっと寝ていることもあります。また、コスプレをしたり、見に行ったりすることも趣味の一つです。

最近、同じベトナム出身の後輩ができました。私と同じで、マイナビグローバルの紹介で今の病院に入職しました。彼女とは休みの日に二人で遊びに行ったりご飯を食べたりしてとても仲良くしています。

同じベトナム出身のお友達と食事を楽しむホンさん

技能実習生時代の5年間は寮で共働生活をしていたので、特定技能になったら一人暮らしをしたいと思っていました。いまは職場の近くで一人暮らしをしていますが、名古屋駅や栄駅にも近いので買い物に行きやすく、便利で暮らしやすいです。

―今後はどんなキャリアプランを重ねていきたいですか?

日本で長く暮らしたいと思っているので、介護福祉士の資格を取得して、在留資格「介護」に在留資格を変更したいです。

特定技能「介護」を取得して1年8カ月が経ち、3年経てば介護福祉士資格の受験ができます。受験勉強は独学でしていますが、わからないところは職場で聞くと教えてもらえます。皆さん介護福祉士の資格を持っているので、わかりやすく教えてくださいます。

いまの職場は、介護福祉士の資格を取ることで仕事が増えたり、給与がアップしたりしますので、頑張りたいです。

技能実習生だった頃に母国への仕送りは終えたので、今は自分のために一生懸命働きたいと思っています。看護助手の仕事が本当に楽しいです。

ホンさんが働く介護施設からのメッセージ:看護部長 M様

ホンさんは、当院で特定技能「介護」の方を受け入れた初めての方でした。ホンさんは介護未経験でしたが向上心が高く、先輩の指導にしっかりメモを取り、一つひとつの業務を確実に行えるようになるまでそれほどの時間を要しませんでした。入職3カ月目には夜勤もできるようになり、患者さんにも優しく接してくれるので安心して仕事を任せることができています。

現在、ホンさんを含め5名の特定技能の方が在職していますが、ホンさんの頑張りが後の4名の採用を検討する際の好印象に繋がったのではないかと思います。

受け入れ現場では、日本語とベトナム語の2カ国語テキストの購入を行って指導を工夫したり、全く関係のない部署の方からも不要になった電化製品や生活雑貨の提供の申し出があったり、病院全体で彼女たちの受け入れに興味を持って優しく見守ってくれています。

今後、介護福祉士の資格を取得した後もホンさんが当院で働いてくれることを望んでいます。

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