【2021年5月31日時点】新型コロナウイルス最新現地情報
日本国内ではワクチン接種が開始され、ようやく接種対象が高齢者となりました。
一方、海外では若者も2度目の接種を終え、コロナ対策が緩和されつつあります。
各国からの入国が再開されるには、国内外のワクチン接種率が重要になり、まだまだ時間かかりそうです。
2021年5月の新型コロナウイルスにおける海外情報をお届けします。
目次
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【日本】感染拡大により、緊急事態宣言発令中。変異株の流行により水際対策強化
ワクチン接種を薦めている日本ですが、感染拡大が治まらず、各地で緊急事態宣言および特措法に基づくまん延防止等重点措置が発令されています。また、インド型変異株の感染が懸念されており、水際対策も一層強化されており、渡航再開はかなり厳しい状況です。現在の水際対策を見ていきましょう。
上陸拒否対象国・地域:アジア
インド、インドネシア、カンボジア、スリランカ、タイ、ネパール、パキスタン、バングラデシュ、東ティモール、フィリピン、ブータン、マレーシア、ミャンマー、モルディブ、モンゴル
アジア以外の対象国・地域については、外務省でご確認ください。
参考:外務省|新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について
インド型変異株B.1.617指定国・地域のうち、特に高い懸念があると判断された国・地域からの再入国禁止
インドで初めて確認された変異株B.1.617指定国・地域のうち、特に高い懸念があると判断された国・地域に、本邦への上陸申請日前14日以内に滞在歴のある在留資格保持者の再入国は、当分の間入国をすることができません。
インド、パキスタン、ネパール、モルディブ、バングラデシュ、スリランカ
※なお、「特別永住者」については、今回の再入国拒否対象とはなりません。
【台湾】市中感染再び拡大中。入国規制も再開
徹底した感染対策で、新型コロナウイルス拡大を抑えていた台湾ですが、ここにきて再び感染が拡大しています。5月19日~28日の間、すべての幼稚園、小中高校、大学・専門学校の一斉休校・オンライン授業の措置をとっていました。
中央感染症指揮センターは5月16日に、台湾各地で即日から四大措置を講じると発表しています。
- 外来患者の制限
- モニタリング、通報、PCR検査の強化
- 従業員に対する健康モニタリングの強化、
- 海外からの患者受け入れの一時停止
2021年5月19日~6月18日まで、急または人道上の配慮およびその他の特別な許可を除き、台湾で有効な居住許可を持っていない外国人の入国を一時的に停止することを決定しました。トランジットも一時的に禁止です。
(緊急のケースもしくは人道的な対応を要するケースで特例として許可された場合はこの限りではない)
参考:TAIWAN TODAY|居留証持たない外国人の入国を6/18まで停止、各種査証申請も受理せず
【中国】新型コロナワクチン接種が進む。広東省が国内一のワクチンの接種数
広東省衛生健康委員会によると、5月19日までに同省における新型コロナウイルスワクチンの累計接種回数が3,915万4,200回となり、中国省市別でトップとなったと発表しました。接種人数は2,940万5,400人。うち2回目の接種を完了した人数は1,001万5,300万人。
また、中国では2021年5月26日時点で、国内のワクチン接種回数が5億4,671万回に達したとのことです。
世界最大の人口を誇る中国の人口は14億人なので、まだまだ全国民にはいきわたっていませんが、数だけを見れば非常に早いスピードで接種が進んでいると言えます。
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