【2021年3月29日時点】新型コロナウイルス最新現地情報

アジア各国新型コロナウイルス情報
執筆者:

外国人採用サポネット編集部

変異ウイルスの拡大により、日本を含む世界各国で第4派を招くのではと危惧されています。
外国人材の入国についてもまだまだ難しい状況が続くため、国外待機が増えていくことが予想されます。

現在のアジア各国と日本への入国状況をまとめましたので、ご覧ください。


【世界情勢】変異ウイルスの拡散により収束の見通しが立たず

コロナの感染者は日本時間3月28日午前3時の時点で、世界全体で1億2638万9672人※となりました。

感染者が最も多い国はアメリカで3,018万8,035人、次いでブラジル、インド、フランス、ロシアとなっています。

1月以降、世界各国でワクチン接種が進んでいますが、変異ウイルスの拡散により収束の見通しはたっていない状況です。また、第4派への懸念も高まっています。

アメリカ ジョンズ・ホプキンス大学より

【日本】入国者に対して陰性証明書の提出義務付け

コロナの検査証明書と飛行機

3月19日より、新型コロナウイルス感染症の水際対策として、日本人を含む全ての入国者に【出国前72時間以内に実施した検査の陰性証明書】の提出が義務付けられました。検査証明書を提出できない場合、検疫法に基づき、日本への上陸が認められません。変異株による感染が海外において拡大していることを踏まえて、水際対策を一層強化するためです。

引き続き海外からの入国は厳しい状況におかれており、残念ながら制限解除にはまだまだ時間がかかる見通しです。

検査証明のフォーマットは出入国管理局のホームページで公開されていますので、こちらをご確認ください。

⇒ 出入国管理庁|新型コロナウイルス感染症の拡大防止に係る上陸拒否等について

出典:出入国管理庁|外国人の入国・再入国に係る出国前検査証明について

現在も継続している水際対策措置は下記の通り。

  1. ビジネストラック及びレジデンストラックの一時停止
  2. 全ての国・地域からの新規入国の一時停止
  3. 全ての国・地域への短期出張からの帰国・再入国時における特例措置の一時停止

※ 外務省感染症危険情報発出国については、外務省海外安全ホームページを御確認ください。

※ 査証制限措置対象国については外務省ホームページを御確認ください。

出典:外務省|新型コロナウイルス感染症に関する新たな水際対策措置(ビジネストラック・レジデンストラック等の一時停止の継続)

【中国】北京で外国籍者へのワクチン接種が可能に。また、中国製ワクチン接種者の訪中ビザ申請手続き簡素化

新型コロナウイルスワクチンのイメージ

3月26日北京市政府は、同市に居住する外国籍者も新型コロナウイルスワクチンの接種対象に含める旨を発表しました。

  • 年齢条件:18歳以上
  • 中国製不活化ワクチンを使用し、計2回接種
  • 接種希望者は勤務先などを通じて予約

詳細は下記を参照

出典:(中英文)北京市人民政府外事弁公室HP

参考:在中国日本国大使館(領事部)|【随時更新】新型コロナウイルス感染症について(情報一覧)

中国大使館は3月15日、新型コロナウイルスの中国製ワクチン接種者の訪中ビザ申請手続きを簡素化すると発表。

例)中国で生産されたワクチンを接種済みで、かつワクチン接種証明を所持している場合、操業や生産再開に必要な分野の活動に従事する人員とその家族の訪中について、新型コロナ流行以前に求められていた資料を準備し、提出・申請するだけでよい。

【フィリピン】感染拡大で外国人の入国受け入れを停止

フィリピン国家タスクフォース(NFT)は国内における新型コロナウイルスの感染急増を受け、3月22日~4月21日の期間、外国人のフィリピン入国受け入れを停止すると発表。

また、同期間における国際線でのフィリピンへの入国者数を1日当たり最大1,500人に制限することを決定しました。

3月以降、感染者が急増。自治体ごとにロックダウンを実施。

ロックダウンで見せを閉める店員

3月1日時点では新規感染者数は2,037人だったが、3月15日には直近6か月で最も多い5,404人、と急激に感染が拡大。感染拡大を防ぐために首都圏と近郊のラグナ、カビテ、リサール、ブラカンの4州を4月4日まで防疫区分で最も厳しい防疫強化地域(ECQ)に置くと発表しました。

夜間外出も午後6時~午前5時は禁止。公共交通期間も制限され、営業可能な業種も限定的になります。

また、外出可能年齢を18~65歳に制限する措置も3月17日から導入されています。

参考:まにら新聞|きょうから再びECQ 首都圏と4州で1週間