現地に住んでわかったフィリピン人8つの特徴・性格

はじめまして。フィリピンの首都マニラで働いている櫻井です。
フィリピンに来て4カ月経ち、フィリピン人の良いところやフィリピン人と接する時の注意点が見えてきました。そこで今回は、実際にフィリピンで生活する中で見えてきた、フィリピン人の性格や特徴についてご紹介します。
これからフィリピン人と一緒に働く方や採用を検討している方は、ぜひフィリピン人を理解する参考にしてください。

急成長を遂げているフィリピン

皆さん、フィリピンと言うとどのようなイメージをお持ちでしょうか?バナナ、マンゴー、セブ島、英語留学、フィリピンパブ、銃社会、麻薬戦争…最後の方は少し物騒になってしまいましたが、どれも正解です。しかしながら、実際のフィリピンは、恐らく皆さんが想像する以上に急激な経済成長を遂げている国です。

フィリピンの人口が爆増中!

現在、フィリピンの人口は1億人を超え、その大半はフィリピンの労働力を担う20代です。人口は2054年まで伸びつづけると言われており、2億人国家になることは間違いないと言われています。世界の2億人国家はアメリカ、中国、インド、インドネシアだけなので、人口だけで見てもいかにポテンシャルが高いかが見受けられるかと思います。

また、フィリピン人の大半はキリスト教徒です。宗教上の理由から中絶は禁止、世界で唯一離婚制度がないこともあり、ほかの東南アジアに比べて圧倒的な人口と伸び率を誇っています。

英語が公用語

セブ島留学などが最近盛んなように、フィリピンの公用語は英語(+タガログ語)です。私も日々の仕事も日常生活もほとんどが英語です。フィリピンで英語以外を使用したことがありません。それくらいローカルでも英語の話せる人が多いです。

海外への出稼ぎ文化が根強い

仕事があっても賃金が安く労働環境がよいとはいえない、という背景もあり、フィリピンでは海外に出稼ぎに行く文化が定着しています。フィリピン人は英語ができることも海外での就労を後押ししていると思います。フィリピン人は英語ができるので英語圏で働く人も多いですが、海外で働くことに比較的抵抗がないので日本など非英語圏へ働きに出る人も多いです。

フィリピンでは、海外で働くフィリピン人のことをOFW(Overseas Filipino Workers)と呼びますが、OFWの人たちが本国へ送金する金額がフィリピンのGDP10%を占めています。このことからも海外への出稼ぎ文化がいかに盛んかということがよくわかると思います。現地に行って初めて知ったのですが、空港にはOFW専用のカウンターがあり、ゲートには毎回送り迎えの家族たちの嬉し涙、寂し涙で溢れている光景をよく目にします。

フィリピン人の性格・特徴

それでは、現地に住んで実感したフィリピン人の性格や特徴についてご紹介します。

明るくフレンドリー

南国の温暖な気候の影響か、フィリピン人にはとにかく明るく、陽気でフレンドリーな人が多いです。わかりやすく伝えると、学校のクラスの真ん中にいる、友達作りが得意ないつも明るいムードメーカー、と言ったイメージです。

また、家族や親戚・コミュニティを大事に生きてきた人が多く、国内の人口も多いからか、見知らずの人とコミュニケーションを取ることに慣れています。

多くのフィリピン人が海外で働けているのは、英語ができることも要因だと思いますが、フレンドリーな性格ですぐに周囲に溶け込める性格も影響しているのではないでしょうか。

ホスピタリティ精神が高い

フィリピン人のホスピタリティ精神は尋常じゃなく高いです。初対面の人にも親切で、誰にでも明るく笑顔で接する国民性を持っています。私はフィリピン以外の主要な東南アジアにも訪れたことがありますが、フィリピン人のホスピタリティ精神の高さは断トツだと思います。他の国だと親切な人もいればそうでない人もいますが、フィリピン人は総じて相手にとって心地よいコミュニケーションを取れる人ばかりです。そのため、接客や介護の仕事など人とのコミュニケーションが重要な職種については、どの国の方よりも適性があるのではないかと思います。

家族をものすごく大切にする

フィリピン人は何があっても家族第一。家族を非常に大切にしています。家族に何かあった時は仕事を休むことが普通です。家族の用事を理由に遅刻や休暇を取っても文句を言う人はいません。家族と過ごす時間を非常に大切にしているので、仕事で残業することもありません。また、結婚するということは親戚まで養うくらいの覚悟を求められます。親戚も含め家族が病気になるなど何かあったら面倒を見るのが当たり前。全力で家族をサポートします。このように大家族を養わなければいけないので、国内の安い賃金ではなく高い給料を求めて海外で働き、家族に送金する人もたくさんいます。

フィリピン人女性は献身的

自分の好きな人のためなら自らを犠牲にしても尽くす。すべての人ではないですが、相手に献身的に尽くす性格のフィリピン人女性は多い傾向があります。日本人男性とフィリピン人女性のカップルや夫婦が多いのも、フィリピン人女性の献身的な姿に惹かれる人が多いからかもしれません。

フィリピンは親日国

日本人のことが好きな人が多く、日本人のことを悪くいう人に会ったことがありません。「アーユージャパニーズ?」と聞かれて「イエス」と答えると、とても優しく接してくれます。

また、世界中で日本食がブームになっていますが、フィリピンでも日本食は人気があります。フィリピン人は脂っこい食べ物が好きなので、日本食の中でも人気なのは脂っこい日本食のようです。たとえば天丼や焼き肉など。現地に来てびっくりしたのですが、私の住んでいるマニラにはとんかつや豚骨ラーメンのお店がたくさんあります。

計画を立てるのが苦手。時間にルーズ

計画性がなく、時間にルーズな人が多いのもフィリピン人の特徴です。生活の基本がその日暮らしの方が多いので、計画的に物事を考える習慣がないことが大きな要因かもしれません。また、時間も守れません。というよりも「時間を守る」という概念自体が存在していないように感じます。待ち合わせに1時間ほど遅れてくることはよくある話です。フィリピン人の細かいことを気にしない性格がよく表れている一面だと思います。

人前で怒るのは絶対NG

これはフィリピン人と働く上でいちばん覚えておくべきことだと思うのですが、多くのフィリピン人は怒られることを非常に嫌がります。特に人前で叱るなどはもっての外です。人前で叱られると屈辱を受けたととらえて、次の日会社に来なかったり辞めてしまったりすることもざらにあります。日本人のように「愛の鞭」という発想は通用しません。叱るときは個室に呼んで、優しく、分かりやすく説明しましょう。根気よく接すれば、彼らも理解しようと努めます。

ものごとを忘れがち

フィリピン人は忘れっぽい人が多いように感じます。大抵の事柄は一度では覚えてもらえないので、何度も念押しをする必要があります。私はウォーターサーバーが自宅に届くのに、5回同じ事を毎週繰り返し伝え、水が届くまで1か月かかりました。不思議なことに人の顔と名前はすぐに覚えて忘れないのですが、ほかのことは忘れられてしまいます。

漫画のような話ですが、現地でフィリピン人を雇用する日本人の方は、口を揃えてフィリピン人は月曜日には前週のことをすべて忘れていると言います。そのため、フィリピン人に任せた仕事は週をまたがずに終えさせた方が良いかもしれません。

まとめ

フィリピン人は明るくフレンドリーで、ホスピタリティ精神にあふれているなど人とコミュニケーションを取ることに長けた人が多いです。一方で、時間にルーズだったり人前で怒られることが嫌いだったり、フィリピン人と過ごす時には気を付けなければならないこともあります。

私から見たフィリピン人の性格や特徴なので、すべてのフィリピン人に当てはまるわけではないですが、フィリピン人とよりよい関係を築くヒントになればうれしいです。