【2021年9月28日時点】新型コロナウイルス最新現地情報
世界、そして日本国内のワクチン接種率が上がってきたことで、日本国内外の対応が少しずつ変わってきました。
第6派の懸念はあるものの、これから経済活動にも影響がでるとみられています。
2021年の国内外の動きを見ていきましょう。
目次
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【日本】水際対策、ワクチン接種済を条件に10日間に緩和の方向
日本政府は、新型コロナウイルスの水際対策・海外からの入国・帰国者への14日間の待機期間について、ワクチン接種証明書の提示などを条件に、10日間に短縮することを発表しました。対象者は10日目以降に自主的に検査を行い、陰性である証明が求められるということです。
10月1日から実施の予定です。
バングラデシュから日本入国時の水際措置緩和
日本政府は、新型コロナウイルス水際対策としてバングラデシュなどを含む45カ国・地域の措置の変更を行いました。これまでは検疫所張の指定する場所で6日間待機・入国後3日目、6日目に改めてウイルス検査を行う必要がありました。
詳細は、「外務省|水際強化措置に係る指定国・地域一覧(PDF)」 でご確認ください。
【変更後】
●9月20日午前0時から、バングラデシュからの全ての入国者および帰国者については、検疫所長の指定する場所(検疫所が確保する宿泊施設に限る)で3日間待機し、入国後3日目にあらためて検査を行い、陰性と判定された者については、検疫所が確保する宿泊施設を退所し、入国後14日目までの間、自宅などでの待機に移る。
JETORO|バングラデシュから日本入国時の水際措置緩和へ、指定施設隔離を3日間に短縮
●バングラデシュからの在留資格保持者の再入国禁止措置を解除する。
【フィリピン】ブースター接種へ準備開始
フィリピン政府の新型コロナウイルス対策省庁間タスクフォースは、ブースター接種用のワクチン接種に取り組んでいると発表をしました。
フィリピンでは9月12日時点で、2,195万1,956人が1回目の接種を受け、そのうち1,679万4,545人が2回目の接種を終えています。過去7日間に投与された1日の平均接種数は41万5,362回。
【ベトナム】27日の市中感染9342人、ワクチン累計接種回数4000万回分に迫る
保健省の9月27日の発表によると、36省・市で市中感染者9342人が新たに確認されました。海外からの入国者20人も陽性となっています。
市中感染者のうち4,453人は、隔離区域や封鎖区域の外で感染が確認されました。9月27日午後の発表時点でベトナム国内の累計感染者数は76万6051人となっている。
参考:VETJO|新型コロナ:27日の市中感染9342人、ワクチン累計接種回数4000万回分に迫る
ハノイ:28日から屋外スポーツ活動やショッピングセンターの営業を再開
ハノイ市人民委員会は9月27日午後、直近4日間で市中感染が確認されなかったことを受け、社会的隔離措置の更なる緩和を決定しました。9月28日以降、屋外でのスポーツ活動やショッピングセンターの営業再開が認められています。一方、バスやタクシーなどの交通、市内に到着する国内線フライトや旅客鉄道は引き続き休止しています。
8月のハノイ市は、社会隔離措置の延長を行っており、人口825万人で1日平均50人ほどの感染者を出していました。
先月のベトナムの様子は過去記事からご覧ください。
参考:VIETJO|ハノイ:28日から屋外スポーツ活動やショッピングセンターの営業を再開
【中国】国慶節連休 間近。2021年は7億人に上る観光客が移動か?
2021年は10月1日が国慶節で、10月1日~7日までの7日間が国慶節連休となります。国慶節とは中国の建国記念日で、この前後は春節(旧正月)などに次ぐ中国の大型連休です。中国人民網日本語版によると、全国の国内観光客数は延べ6億5千万人に達し、19年同期の80%以上を回復する見込みとしている。
大型連休を前に、中国では黒竜江省や福建省厦門(アモイ)市などで新型コロナウイルス感染症が発生。中国疾病予防管理センターが発表した「2021年中秋節・国慶節連休の健康アドバイス」では、感染症の中・高リスクエリアに行くのを避けること、とりわけ必要のない省をまたいだ旅行を避けることを呼びかけています。
参考:中国人民網
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