【2021年7月29日時点】新型コロナウイルス最新現地情報
こんにちは。日本では東京オリンピックが開催されていますが、依然として新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない状況です。また、日本ではワクチンパスポートの発行がスタートています。
日本とアジア近隣の7月の状況を見ていきましょう。
目次
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【日本】東京では4度目の緊急事態宣言 1日の感染者数3000人越えも、東京五輪は開催
2021年7月12日から8月22日まで、緊急事態宣言が出されました。また、神奈川・千葉・埼玉・大阪に緊急事態宣言を、東京・沖縄については8月31日まで延長を予定しています。
東京では4度目となり、2021年に入ってから70.8%にあたる172日が緊急事態宣言期間です。そんな中、7月23日からは東京オリンピックが開催されていますが、7月28日には東京の1日の感染者数が3000人を超え、過去最多を記録。感染拡大が続いています。
海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の発行がスタート
7月26日から新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)の発行が開始しました。
ワクチン接種後に会場でもらう「接種済証」および「接種記録書」と「ワクチンパスポート(接種証明書)」は別ものです。
新型コロナワクチン接種証明書(ワクチンパスポート)とは……
● 海外往来時の利用を想定して作られたもの
● 住民票のある市区町村で受け付けを行う
● 入国の際にワクチンパスポートを示すことで、隔離などの防疫措置が軽減される国がある
対象国は外務省のホームページで確認
発行対象者
現時点、国内で接種済みの証明をするのであれば「接種済証」または「接種記録書」で問題ありません。
ただ、今後は接種済の方に特典などを提供するサービスが増える可能性があり、その際の証明手段の一つとして利用できるようになるのではないかと言われています。現時点では、海外渡航予定のない方には不要でしょう。
▶参考:厚生労働省|海外渡航用の新型コロナワクチン接種証明書について
【フィリピン】デルタ型変異株の感染確認を発表
7月16日、フィリピン政府はデルタ型変異株の国内感染が11件確認されたと発表しました。政府がデルタ型変異株の感染を発表したのはこれが初。
7月16日時点でフィリピンでのデルタ型変異株の感染確認件数は、累計で35件と発表されています。
【ベトナム】ハノイ市が15日間の社会隔離中。新型コロナ感染拡大により規制強化
ベトナム国内の市中感染者は7月25日朝時点で累計9万4,913人となり、7月24日時点での1日当たりの市中感染者は9,225人、過去最多を更新しました。
7月24日か15日間、首都ハノイ市内全域において社会隔離を実施しています。
● 2021年7月24日午前6時から15日間、ハノイ市全体において社会隔離を実施する。
● 自宅に留まり、外出は、食料品・生活必需品・医薬品の買い物、病院での診察・ワクチン接種、職場での勤務、その他の緊急時のみに限ること。
● 人との接触時には最低2mの間隔を維持すること。職場、学校、病院以外の場所で2人を超えて集まらないこと。
● ウェブサイト(www.tokhaiyte.vn)やアプリ(Ncovi、Bluezone)を活用して、毎日医療申告を行うこと。
● 熱、咳、息苦しさ、味覚不全等の症状がある場合は、すぐに地域の保健当局、医療機関に報告すること。
● 勤務等の理由でハノイ市に入市する場合は、ハノイ市の定める医療隔離・隔離・観察措置を遵守しなければならない。
● 感染症対策を守り、落ち着いて行動すること。ハノイ市は十分な食料を確保しているので、買いだめをする必要はない。
● 以下に挙げる営業活動以外は、全て一時休止すること。生活必需品を販売するショッピングセンター、スーパー、市場、コンビニ、生活雑貨販売店、花・果物・野菜販売店、薬局、医療機関、銀行、企業活動の支援サービス(公証役場、弁護士、登録等)、証券、郵便、通信、貨物輸送・輸出入支援サービス、社会福祉サービス等。これら営業・サービスを利用する際には、QRコードを用いた医療申告を実施すること。
● 葬儀は親族のみで行い、参列者が20人を超えないようにする。団体での弔問は行ってはならない。
● 工場は、地域の人民委員会に対して従業員のリスト及び工場内での感染症対策について提出し、地域で定める感染症対策を遵守すること。
● 各機関・企業・団体は、当直、必需品・サービスの提供、機密文書の処理、職場で対応が必要な業務などを除き、在宅勤務を行うこと。
● 車両・船による旅客輸送サービス(バス、タクシー、契約車両、他省市を往来するバス、アプリを用いた車両・バイクでの乗客輸送サービス等)は一時休止すること。
● 貨物輸送については、交通運輸局の定める感染症対策ガイドラインを遵守すること。
在ベトナム日本国大使館|ホーチミン市、ダナン市でも社会隔離
ホーチミン市、ダナン市でも社会隔離
ホーチミン市は7月9日から8月1日まで市内全域で社会隔離措置を実施中。その他の南部の省・市でも、同様の措置が適用されている。
7月22日からは、中部のダナン市も生活必需品や医薬品の購入、企業や工場での勤務などを除き、外出を禁止している。
【インドネシア】感染拡大中、過去最多のコロナ死者1日2069人
インドネシアでは現在最も深刻な感染急拡大が進行しています。インドネシアの保健省によると、1日の死者数が28日には2069人まで増加。現在はインドやブラジルを超えるパンデミックが起こっています。
27日の入国管理局発表では、7月初旬以降ジャカルタの主要国際空港を経由して約1万9000人の外国人がインドネシアを出国しています。
そのうち日本人が2,962人、中国人が2,219人となっています。
▶参考:在インドネシア日本国大使館|新型コロナウイルス関連情報
過去の新型コロナウイルス海外情報は以下でご確認ください。