【成功事例紹介】外国人労働者の受け入れで企業はどう変わる?メリット・デメリットとは?

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執筆者:

外国人採用サポネット編集部

外国人労働者の受け入れを検討しているものの、まだ外国人材を雇用したことがないという企業は多いのではないでしょうか。人手不足の解消に役立つことは間違いないと思いつつ、外国人採用に踏み切れずにいる理由のひとつには、「外国人雇用のメリットがわからない」ということもあるかもしれません。

また、外国人雇用という選択肢が、自社にとってベストであるかどうかに疑問を抱いているという企業もあるかもしれません。そこで今回は、外国人労働者の受け入れで成功した事例を紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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外国人労働者受け入れの現状

厚生労働省が公表している「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(令和2年10月末現在)によると、2020年10月末時点での日本における外国人労働者数は172万4,328人です。この数字は、2019年10月末時点の165万8,804人と比べて約4.0%伸びており、企業に外国人労働者数の届け出が義務化されて以降、もっとも多い人数となっています。

「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和2年 10 月末現在)

172万4,328人の外国人労働者を在留資格別に見てみると、もっとも多いのが「身分に基づく在留資格」で54万6,469人、次いで「技能実習」の40万2,356人、「資格外活動」の37万346人、「専門的・技術的分野の在留資格」の35万9,520人、「特定活動」の約4万5,565人となっています。

在留資格別外国人労働者の割合
「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和2年 10 月末現在)

外国人労働者数の推移

冒頭で述べた通り、日本における外国人労働者数は2020年10月末時点で過去最高数を記録しています。しかも、東日本大震災が起きた翌年の2012年に約4,000人減少した以外、基本的には2008年以降右肩上がりで伸び続けています。

また、「専門的・技術的分野の在留資格」「技能実習」「資格外活動」「身分に基づく在留資格」と4つの在留資格の外国人労働者数も、前年と比べて減少した年がほとんどありません。つまり、年々より多くの企業が人手不足解消のために外国人を雇用し始めているということです。

コロナ禍に特定技能外国人の受け入れが急増

続いては、新型コロナウイルスが世界を席巻する前の2019年と、コロナ禍となった後の2020年を比較してみましょう。この2年間でもっとも差が開いているのは、「特定技能」などが該当する「専門的・技術的分野の在留資格」を有した外国人労働者数です。2019年の約32万9,000人と比べて、2020年は約36万人と、約3万1,000人も増加しています。なかでも急増しているのがベトナム人材です。これは、日本とベトナム間において、2019年7月1日に「特定技能を有する外国人に係る制度の適正な運用のための基本的枠組みに関する協力覚書」が交わされたためです。その結果、2019年には40万1,326人だった日本就労中のベトナム人材数が、2020年には44万2,998人にまで増加しています。この数字は、日本における外国人労働者数第1位となっています。

国籍別外国人労働者の割合
「外国人雇用状況」の届出状況まとめ【本文】(令和2年 10 月末現在)

インタビューから見る、外国人労働者受け入れのメリット

外国人労働者の受け入れのメリットとしては、以下のようなことが挙げられます。

  • 若い労働力の確保
  • 外国人労働者への支援に取り組むことで現場の日本人社員の働き方が変わる
  • 訪日外国人や海外拠点への言語対応が可能になる

実際に外国人材を雇っている農家や介護施設からどんな声が上がっているかは、下記のインタビュー記事からご確認いただけますので、ぜひあわせてご覧ください。

▶関連記事:インタビュー|外国人採用サポネット

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外国人労働者受け入れにはデメリットもある

外国人労働者の受け入れにはデメリットもあります。ひとつは、採用時の手続きやルールに関して覚えなければいけないことがあることです。また、文化や習慣に違いがあるため、お互いに理解しておかなければトラブルに発展する可能性もあります。しっかりとコミュニケーションをとることで、お互いに理解を深めることがより大切になってくるでしょう。

外国人労働者受け入れ成功事例

ミーティングする外国人社員

続いては、外国人労働者受け入れに関する成功事例を紹介していきます。

留学生の活躍で町工場から世界企業への大規模展開に成功した事例「本多機工株式会社」

産業用特殊ポンプの設計・製造・販売をおこなう「本多機工株式会社」は、2008年にグローバル展開のためにチュニジア人を採用したことを皮切りに、延べ14人の外国人材を採用しています。その結果、海外ユーザーに現地語で対応することが可能となり、アフターフォローまできめ細かくおこなってくれると高く評価されることになりました。さらに、海外の新規顧客獲得や仲介業者・中間コストの削減にも成功して、現在では海外売上比率が6割にまで増加しています。

▶参考:経済産業省貿易経済協力局「高度外国人材活躍企業50社」|PDF

繁忙期でも細部に手が行き届くようになり売上増加に成功した事例「有限会社高儀農場」

フルーツトマトやイチゴ、米などを育てている「有限会社高儀農場」は、日本で働くことによってより高い農業技術を身につけたいと希望している技能実習修了生を雇用しました。その結果、作物の手入れや出荷の段取りに関して徹底できなかった部分を補完することに成功しています。しかも、労働力が安定していることから、中長期の計画を立てられることも大きなメリットだったといいます。

▶参考:一般社団法人全国農業会議所「農業分野における特定技能外国人受入れの優良事例集」|PDF

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外国人労働者にとっての働きやすさを追求した結果、ダイバーシティ推進に成功した事例「カシオ計算機株式会社」

電子機器の製造販売を手掛けている「カシオ計算機株式会社」は、日本語能力向上のためにビジネス日本語能力テストの受験料を補助するなど、外国人労働者がストレスを感じず気持ちよく働ける環境づくりに力を入れ続けています。その結果、外国人労働者と日本人社員、外国人労働者とお客さまとのコミュニケーションが活性化され、外国人労働者のみならず誰もが気持ちよく働ける環境づくりが進みました。また、ダイバーシティが推進されたことで、自社に関わる誰もがお互いの価値観を尊重できるようになってきたといいます。

▶参考:厚生労働省「外国人の活用好事例集~外国人と上手く協働していくために~」|PDF

ステップアップして高度外国人材の受け入れ実現に成功した事例「フルヤ工業株式会社」

あらゆる業種のプラスチック製品をあつかうフルヤ工業株式会社は、18年にわたってベトナム人材を受け入れてきています。そのなかでも特筆すべきは、2017年に、国内で確保できなかった金型の技術者をベトナムから日本に呼び寄せたことです。受け入れ当時は、企画や設計を顧客に提案できるレベルにはなかったものの、金型の知識や機械の操作には長けていたため、家族も一緒に呼び寄せてスキル磨きに勤しんでもらった結果、現在では、同社の企画や開発に欠かすことができない技術者へと成長しているといいます。

▶参考:経済産業省|中小企業向け補助金・総合支援サイト「ミラサポplus」

まずは、法律や手続きのルールをきちんと守って採用しましょう

外国人材の受け入れ成功事例を知ると、今すぐにでも自社でも受け入れを進めたいと思うかもしれません。しかし、受け入れにあたっては、法律や手続きのルールをきちんと把握することがとても大切です。不法就労であることを見抜けなかったり、説明不足であったがために外国人労働者との間でトラブルが起きてしまったりすることもあります。そのため、まずは外国人雇用の制度や法律をしっかり確認することがとても大切です。

正しい手続きや採用方法について、また、どんな在留資格で受け入れることが自社に向いているのかについて詳しく知りたいなら、ぜひマイナビグローバルにご相談ください。外国人雇用に関しての疑問やお悩みにもお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

不明な点、あやふやな点をなくしたうえで雇用することは、外国人材雇用のメリットを最大限引き出すことにもつながります。今回紹介した成功事例をお手本や目標にするのではなく、過去の成功事例を“超える”ことを目指して、外国人材雇用における新たな礎を築いてみてはいかがでしょうか。